米中コロナテック躍進

4~6月22社がユニコーンに

 7月13日土曜日の日経電子版に、米中コロナテック躍進という記事がありました。新型コロナウイルスの感染症が続く中、アメリカと中国を中心に有力スタートアップが続々と生まれているみたいです。そして、世界に感染が広がった今年4~6月には新たに22社がユニコーン(企業価値10億ドルを超える未上場企業)となったようです。

 これは、新型コロナで社会や企業活動が変わったことを追い風として、業務のオンライン化など新常識に対応した「コロナテック」企業が躍進しているということです。

 業種の顔ぶれは、ネット・ソフトウエア関連や、クラウドを使ったデータ管理や分析、電子商取引(EC)などいずれも感染症を防ぎ、生産性向上につながる業種が占めたということです。やはり、これから期待されている業種は、デジタル関連ということでしょう。

 旧来型の業界でも、中国では、オンライン不動産仲介の会社が、IT企業のテンセントなどから15億ドル(約1600億円)調達したそうです。不動産仲介の業界もこれからは実店舗はいらなくなるかもしれませんね。

 ここで、去年と比較してみると、去年はあった「フィンテック関連」が今年はゼロになっていることです。フィンテックと言い出して、もう10年は経ちますか?そろそろ出尽くし感はあるかなという感じでしょうか。

 そして、もうひとつ気になるのが、現在の国別のユニコーン数です。アメリカは225社、続く中国は125社で、日本はわずか3社となっており米中に大きく後れをとっているということです。

 技術革新を生み出すスタートアップを育成しなければ、産業の新陳代謝が進まず、国の競争力は落ちていく一方であります。

 ここを、官民力合わせてなんとかこの状況を克服する必要があると思います。私は、何度もこのブログの中で申し上げていますが、エンジェル投資家不在の日本では、やはり、いつまでも従来型の建設不動産や卸小売りや製造業ばかりを取引対象としている銀行が、将来有望な産業を育てていかなければならないという心意気を持って、新たな産業に目を向けていって欲しいと思っています。そして、強いリーダーシップを発揮して、この閉塞感ある状況を変えていくような動きをして欲しいと思います。(メガバンクでは、徐々には動き始めたようですが。)

 私も、微力ではありますが、なんとかこの日本からも、GAFAのような新しい産業が生まれ発展していくように、残りの人生で、自分の力を注いていきたいと思っています。どうぞ宜しくお願い申し上げます。