運転資金について

 会社が借入した後、返済はその会社の収益で行うのですが、会社の資金繰りには運転資金という常に必要な資金があります。運転資金とは、簡単に言うと「収支ズレ」のことです。物を作る(仕入れる)時に支払いをしてから、販売して代金を受け取るまでの期間の資金需要です。自己資金で賄えるのであれば良いのですが、その自己資金では足りない場合は、借入をおこすことになります。そうです、先に支払って後に入ってくるまでの不足する資金を融資することを運転資金貸付と言います。
 
 商売を継続して行えば、その資金はずっと発生し続けるのです。ですから支払い時に借入して販売時に返済しても、すぐにまた資金が必要になります。ですからこの資金は経常運転資金として、ずっと借入し続けなければなりません。昔は、この資金を銀行は、手形貸付を転がして融資していました。いわゆる「短コロ」という融資でした。(ずっと金利だけ支払ってもらって手形の書替を続けていた。)
 
 しかし、バブルがはじけた時に、この制度がなくなり企業は経常運転資金の返済を余儀なくされて、資金繰りに苦しんだのです。短コロは、長期運転資金として3年から5年の約定返済付融資に置き換わったのです。資金は一定金額必要なのに、融資の返済があるので資金不足がでてきます。よって、折り返し運転資金としてまた長期運転資金を融資するということになりました。この時前に融資した長期運転資金が残っていれば、返済は前の融資分と併せて返済しなければなりません。う~ん、何か無駄なことをしているような気がしますね。短コロだと単純なのに?
 
 最近は、金融庁も短期転がし運転資金を容認していますし、銀行ではもう一度、手形貸付(もしくは、当座貸越)を復活しているのでしょうか?是非、運転資金部分は金利のみの支払いでよい融資にしてもらいたいものです。

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